23回日本乳癌学会総会で、学会長中村清吾先生から、
乳がん治療と予防に貢献した団体として表彰していただきました。 
心よりお礼を申し上げます。Hyoshojpg
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壇上で、学会長の中村清吾先生から、感謝状と身に余るお言葉をいただいた。
曽我、感激し、涙が出そうだった。

思い返せば、30代前半で乳がんになり、私自身もかなり長い間「がんワールド」を彷徨い、そこを突き抜け、その後は、我が人生の役割と感じて、がん患者さんの生活と心のサポートを続けてきた。毎日毎日、患者さんと出会い、密に向き合いながら、私自身もこの仕事を通して多くを学び、生かされてきたと思う。私達に出会ってくださったお一人お一人に心から感謝したい。ありがとうございます。

日本乳癌学会で、曽我は2006年から患者さん向けの「乳癌診療ガイドライン」作成委員をさせていただいている。学会では、患者さんに正しく乳がんと治療を理解していただくために、医師・医療者向けの「診療ガイドライン」を反映させる形で、患者さん向けの「乳がん診療ガイドライン」を作成してきた。私は、初版から現在発行の第4版(先日、2016年第5版の改定委員会もスタート)まで、患者さんの現状やニーズ、生の声を医療者の方に伝えたり、先生方がまとめてくださる内容の難しい医学用語や表現を、患者さんが理解できる言葉に変えていく役をさせていただいている。患者さん向け乳がん診療ガイドライン2014日本乳癌学会編 患者さんのために乳がん診療ガイドライン

中村先生は、その第1版の立ち上げのとき(日本を代表する乳がん専門医の先生方と膝を突き合わせながら、ときにバトル?しながら、一項目一項目、時間をかけて作っていった・・・)のことも覚えていてくださっていたようで、壇上では、あたたかな言葉と共に、感謝状をいただいた。とても嬉しかった。ありがとうございました。

 Hyosho2015中村清吾先生と曽我 

思いがけず、このような感謝状をいただき、曽我は心底嬉しい。

医療者ではない私共にも、このような配慮を忘れない日本乳癌学会の、そして、今回の学会長中村清吾先生の姿勢、気持ち、スケールの大きさ、こまやかさに感激し、深く受け止め、心からお礼を申し上げたい。これからも、日本の乳がん診療が、患者さんお一人お一人の最善の治療につながるよう、微力ではあるが、全力でお手伝いさせていただくつもりである。

曽我は、ますますやる気を出している。

弊社VOL-NEXTは、2004年に、日本で初めてのがん患者生活支援サービス事業会社としてスタートした。

実際に、毎日患者さんとより近い距離で向き合う中で、社会も、医療者の方でさえも認識しにくい治療中の患者さんの<リアルな現実>と<生活上の細かいけれど大切なニーズ>に毎日接してきた。そして、患者さんと共にその重要性をシェアし、ケアの方法を考え、実践してきた。
こうして積み上げてきた<生活ケアの経験と専門性>は、大勢の方に役立ち、シェアされるべきものだと私達は確信している。さらに、病気を得ても、そこからの人生が真に「自分らしい」ものになりうることを伝え、そのためのお手伝いするのが私達の使命と考えている。

私共に関わってくださったお一人お一人に感謝し、お一人お一人のVOL(Voice Of Life 命の声)をNEXT(次の形)にすべく、ここで、気を引き締めて宣言しておこう。

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私達VOL-NEXTは、11年間、17万人の患者さんと接し、

学ばせていただいたことを大切にしながら、

『生活ケアの経験と専門性』をフル活用して

がん治療中の生活、仕事、心をサポートしていきます。

ある日突然がんになっても、一人一人が、

「納得できる治療」、「安心できる生活」を実現し、

そして、がんになったからこそ、

ますます「自分らしい生き方」をしていけるように

誠心誠意、お手伝いさせていただきます。


がんは、通過点にすぎず。 このがん体験を「ツール」にして、

この先の、さらに「味わい深い人生」へとつなげていく

橋渡しをお約束いたします。

株式会社VOL-NEXT 代表取締役 曽我千春

日本乳癌学会 患者向け乳癌診療ガイドライン作成委員

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