このたびの地震により、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興を日本中で願い、祈り、お手伝いできることはしていきたいと思います。

私は、このブログを書きながら、2011年の3月の震災を思い出している。

長く大きな揺れの間、東京のTODAY!青山にお見えになっていたお客様は床に伏せ、私達は本棚や商品を押さえながら、隣のビルが揺れに揺れてこちらの窓にぶつかりそうになるのを見ていた。
TODAY!青山からすぐの神宮外苑の並木道に、大勢の仕事中の人が非難したが、銀杏の木も根から揺れて、近づくことも怖かった。何度も繰り返される揺れに、不安でいっぱいだったあの日々を思い出しながら、

熊本の皆さまは、このゴールデンウィークをどんな状況で、どんな気持ちで過ごしておられるのだろう・・・と私なりに想像している。そこにいる人でないと、本当のところはわからない。とってつけたような言葉もいらないだろう。

2011年に書いた文章をあらためてここに載せてみる。
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「苦しみの中にいる人を思いながら」

人生には、想像もしていなかったことが、突然起こります。

今回の大きな地震、そして、突然のがんの告知も、誰が予想できたでしょうか。
 

これでもか、これでもかと次々に予期せぬ苦しみが押し寄せることもあります。
 

「だれか助けてー」「もう、勘弁してー」と叫びたいし、

大声をあげて泣きたい。
 

スーパーマンのような誰かに、この現状から救ってほしいと本当に思う。


でも、なかなか現れてはくれない。


どうしようもなく、

傷ついた自分自身に向き合うしかないところに追い込まれる・・・。
 

とてもとても苦しいときです。


苦しみは一人ひとり違うけれど、

いままさに「苦しみの中」におられる方もいらっしゃるでしょう。


そんなときは、周りからの慰めの言葉はいらないし、

アドバイスだって薄っぺらに思える。



できることがあるとすれば、

ただ静かに、あるいはもがきながら「自分自身と対峙する」ことでしょうか。


自分の叫び声に耳をすまし、

恐る恐る自分の中で失ったもの、壊れたものを見る。


そしてゆっくり、ゆっくり折り合いをつけ、

整理をしながら、再構築し、再生しようとする。


変化や弱さを受け入れ、人生への新しい関わり方を少しずつ学んでいく。


これは言葉で言うほど簡単ではない、とても苦しい作業です。
 

しかし、私には、これが、人間が持つ最も尊い「命の力」のように

思えてなりません。
 

苦しいときこそ、自分の真ん中から聞こえてくる本当の声を聴き、

生きる力を感じるときかもしれません。
 

VOL-NEXTは、Voice Of Life(命の声)を次の形に、

という思いでできた会社です。


一人ひとりが自分の命の声を聴き、次の新しい自分へと

突き抜けていくことができるように、


私達も静かに熱くエールを送り続けたいと思っています。

 

               株式会社VOL-NEXT 曽我千春

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gaien-ichonamiki20160501
20160501 本日の青山・神宮外苑並木道 GWのホコテン中

あの日、根までダメージを受けた銀杏は、上に上にと伸びている!すごい。