今年最後、曽我は、曹洞宗の大本山永平寺・第5回「禅の里」まちづくり講演会でお話させていただく。いま、自分の真ん中、「命」を見つめている方、お越しになりませんか。今年のまとめを共にいたしましょう。
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私は、宗教を持たないし、禅を学んだこともない。しかし、ご縁をいただいて、お話をさせていただくことになった。声をかけてくださったのは永平寺副監院の小林昌道様で、7,8年前になるか、東京愛宕の青松寺で、若い御坊様達の勉強会「サンガ講座」にお呼びいただき、お話をさせていただいたときのことを覚えていてくださったのだ。

「ご縁は切れませんので」と、福井からTODAY!青山まで訪ねてきてくださり、このようなありがたい機会をいただいた。心より感謝申し上げたい。ありがとうございます。

 

私にいただいたテーマは、「自分らしい生きかた」

病いやさまざまな困難の中で、「自分らしい生き方」なんてできるのか、簡単に言わないで!と思われる方もいらっしゃるだろう。

 しかし、この限りある人生を、この肉体と心を持って、どう生きるかは大切だ。この大切なテーマを、皆さまと考えながら、一年を終えるのは、とても幸せなことだと思う。
 

曽我の場合、

30代で「乳がん」という病いを得て、がんワールドを彷徨い、「自分はなぜ生きるのか」という問いを突き付けられた。

40代は、毎日、がん患者さんの生活をサポートし、一人一人の心に灯をともそうと仕事に没頭した。

50代になった今年、「自分がなぜ生きるのか」が突如ひらめいた。

病いや困難のときこそ、真の自分を学ぶとき。

ぎゅーっと抱えてきたものを解き、つけている鎧を一つ一つはずすと、自分の命の姿が見えてくる。そして、私の命、あなたの命、生きているものの命、宇宙、自然、すべてが繋がった一つの命に思えてきた。

どんなときも、どんな困難の中でも、「自分らしく生きる」ことはできる。幸せを感じることはできる。

がんという病を通したここまでのリアルな体験と学び、そして、いまここで感じていることをお話したいと思う。

 

パネルディスカッション「病に生きる」で、福井で長年、障害を持った方の施設で生活支援や就労支援をしてこられた江守勝様、看護師として、大勢の患者さんと向き合ってこられた前澤君子様、永平寺伝道部講師の秋田修孝様とお話できるのも楽しみである。パネルディスカッションのコーディネーター、福井放送の阿部真由美アナウンサーとは、先ほどお電話でお話させていただいた。皆さま、よろしくお願いいたします。

 

大本山 永平寺

第5回「禅の里」まちづくり講演会「自分らしい生きかた」 入場無料

平成271213日(日) 会場:フェニックスプラザ小ホール(福井市)

主催:永平寺禅を学ぶ会 講演:福井県・永平寺町

 基調講演:株式会社VOL-NEXT代表 曽我千春  

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永平寺 「禅の里」まちづくり委員会でのご案内 お申込み無料
チラシはこちら⇒第5回「禅の里」まちづくり講演会

福井で、あなたとお会いできるのを楽しみにしています。