今年も夏本番。今日も汗だくでTODAY!まで来てくださった皆さん、
暑い中、ありがとうございました。
抗がん剤治療真っただ中、夜勤のお仕事も続けておられるMさんは、「暑いので~」ということで、ロングのウィッグとつけ毛から、今日は新たに明るい栗色のショートボブウィッグを選ばれた。かぶり心地も見た目もさわやかに&チャーミングに。
気持ちもUP!で治療、生活、仕事、・・・ますますMさんらしく!進んでください。
<治療中は、一人一人いろいろあるけれど、それでも前に進むことができる>ということを私はいつも皆さんから教えていただく。やはり、人間のパワーってすばらしいな~。Mさんは今夜、ご主人とウナギを食べに行くとおっしゃっていた。
土用丑の日、パワーUP!!!
「がんになったから、食生活を変えたほうがいいですか?」
「がんを治すのに何を食べたらいいですか?」
「肉はダメですよね。乳製品はダメですよね。甘いものはNG?
…はダメですよね。白米じゃなくて、玄米がいいですよね。乳がんでイソフラボンはいいの?」
食事については、よく質問を受ける。いままでの生活習慣を変えなくては、と思う人も多い。最近は、いろいろな「がんと食事」についての本も出ているし、「がんを予防する食事」「がんに効く食事」というような情報も目にとびこんでくる。
しかし、はっきりとがんを治す効果があるのは「これ」、「これをこのぐらい食べて」ということは今のところわかっていない。健康食品も、今のところ、がんを治す効果が確認されているものはない(体験レベルや少数データレベルはあるかもしれないが・・・)。もし、いままで大規模な人での検証データがあったら、抗がん剤と同様に使われていたと思う。
そんな中で、「何を食べたらいいですか?」と聞かれたら、私は
「バランスよく食べてください。そして、笑顔で食べてください。」と答えてきた。
え~、バランス?笑顔?なにそれ~?と、つっこまれたと思う。
ご参考までに・・・農水省食事バランスガイド (←リンクしてあります)
治療後、実は私自身も、いろいろやってみた(実際に試さないと気が済まない時期もあった)。「野菜&玄米」生活も、もちろん試したが、玄米でお腹をこわし、早々に断念(よく噛まなかったからだと思うが、お腹激痛体験後、再挑戦できず)。健康食品も、ちょいちょい試したけど、効果がわからない。継続するとお金はかかる。気合いを入れてやってはみるものの、よくわからなくて続かなくなる。
だけど、そんなゆるい私も、いま、ありがたいことに元気に生かされている。
私がしたことといえば、少し野菜を多くとる、肉も食べたいときは食べる、お酒も飲みたいときは飲む、お菓子の量は減らしたが少しは食べる。でも、食べ過ぎない。偏らない。一応、バランスは考える。たとえば、野菜:肉=8:2ぐらい(この前まで7:3だったけど、今は身体が肉を3割まで欲しない)とかね。その程度のざっくり感。「なければならない」の食事はやめて、身体の声に素直にしたがう食事に。
そして、<口から入ったものでしか身体はつくられない>ということもわかった。
TODAY!に来られる患者さんの中には、抗がん剤治療が終っても、髪や爪が生えにくい、伸びにくいという人もいて、それは、抗がん剤治療後のホルモン療法継続のためのホルモンバランスの乱れからという理由もあるのだが、その他、お話をよく聞いてみると、肉や魚、卵などを全く食べないという極端な食事制限をしている人が多いということがわかった。
髪も爪も主成分はタンパク質が変化したもの。身体をつくるには、良質のたんぱく質が必要なのだ。やはり、偏った食事ではなく、バランスよく食べることが大切なのだと実感した。
そして、私は、今、毎回の食事が「とても美味しい、うれしい、幸せ~」と感じるようになった。どんなに簡単な食事も、出張中、一人で食べるコンビニのお弁当も<笑顔>で食べられる。その理由は、次のブログで。
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